お子さんの診療|たまき耳鼻咽喉科|大阪市生野区今里駅すぐの耳鼻咽喉科

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お子さんの診療

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お子さんの診療|たまき耳鼻咽喉科|大阪市生野区今里駅すぐの耳鼻咽喉科

お子さんの診療(小児耳鼻咽喉科)

当院は1996年の耳鼻科開院以来、前院長からひきつづき小児耳鼻科の診療に力を入れています。現院長は当クリニックに就任する前は大阪の小児医療の基幹病院である大阪母子医療センターに勤務しており、数多くの小児耳鼻科疾患を経験してきました。病気は子供自身もつらいものですが、元気がない子供を見ているお母さん、お父さんも不安になります。当院はお母さんお父さんとともに安心して診察を受けていただくため、さまざまな工夫をしていきます。

 

小児耳鼻科診療へのこだわり

小児医療専門病院である大阪母子医療センターで小児耳鼻いんこう科の第一線の治療を行ってまいりました。こどもは大人とは違って自分の症状や不安を的確に言い表すことができません。しかもお子さんの様子、親御さんからの問診と耳鼻科の得意分野であるみみ・はな・のどといった表面からでは見えにくい部分を観察と検査を行い、病気の診断をします。さらに快適に過ごせるように適切な処置を行い、1日でも早く良くなることを願って治療を行います。表面からでは見えにくい部分の診断は数多くの経験が必要です。典型的なものは耳鼻科ではなくてもわかりますが、その後の経過やいつまでみればいいのか、治らなければどういう影響があるのか、長期的に観察して治療に当たるのが耳鼻科専門医としての責務と言えます。放置すればよくない病気もありますので、赤ちゃんやお子さんのみみ・はな・のどにトラブルがありましたら是非小児を得意とする耳鼻科に受診してください。私は少しでも症状が軽くなることを願って、気持ちを込めて診療します。

 

風邪にかかりやすいこども

赤ちゃん・乳児・幼児は細菌やウイルスへの抵抗力を獲得する時期であり、大人と比べては抵抗力が弱いです。また保育園、幼稚園、学校などと集団生活の中で暮らして、社会生活を身につけるという意味で非常に大切な時期です。その集団生活の中で免疫力の未熟なこどもはさまざまな感染症にさらされます。さらされることによって免疫力が強くなっていくとも言えます。その中で、ちょっとした病気とは言えない体質の違いの程度で、中耳炎になりやすかったり、アレルギーを発症したり、副鼻腔炎や扁桃炎になりやすかったりします。

 

耳鼻科は感覚を扱う重要な体の部分を扱う診療科

耳鼻科が扱うみみ・はな・のどは様々な機能と感覚が集まります。呼吸において空気の出入り口としての機能、また食事を噛み飲み込むという機能といった生命維持にとって欠かすことのできない非常に重要な部位であると同時に、聞こえ、匂い、味という生活に直接かかわる感覚をもつ部位です。

 

聞こえは言葉の発達に重要

赤ちゃんや幼児の時期の「聞こえ」は言葉の獲得には非常に重要な機能です。お母さんやお父さん、身の回りの人の言葉をたくさん聞いて、だんだん自分のものにしていくことができます。また車が近づいてくる音のように危険に対して注意を向けるという役割もあります。子供の難聴はそういった聞こえの役割に障壁を与えてしまいます。現在は新生児聴覚スクリーニングという制度で生まれながらの難聴(先天性難聴)を見つけ、早期に医療・療育につなげるという仕組みができています。その中で、基幹病院に毎週のようにかかるのは困難であることもあります。そのような時当院をかかりつけ医としてかかっていただけたらと思います。また子供が呼びかけへの反応が悪いなと思ったら聴力検査をして難聴がないかどうか調べる必要があります。お子さんによっては精密検査病院での検査が必要ですので、適切に紹介させていただきます。

 

 

子供に多い病気

急性中耳炎

風邪をひいて、鼻水が多い、咳や痰が多い時に耳を気にする、耳が痛いといった症状として現れるのが急性中耳炎です。鼻や喉の奥に細菌やウイルス感染が起き、鼻の奥にある耳とのどを繋ぐ管(耳管)から鼓膜の中の粘膜に感染が起き膿がたまります。鼓膜を内側から圧迫し、痛みとして現れます。時には鼓膜を破って膿が外に出てきて、耳だれになります。子供は耳管が短いため細菌が入りやすいのです。

 

滲出性中耳炎

急性中耳炎が落ち着いて細菌も少なくなってきても、鼓膜の中に水分(滲出液)が残ってしまう状態です。鼓膜の中には鼓膜からの音を伝える骨があるのですが、その骨が水に浸かってしまい音が周囲に分散されて、音が聞こえのセンサーに伝わらなくなってしまい、聞こえが悪くなります。声かけしても反応が悪くなります。聞こえが悪い時間が数ヶ月以上続く場合、子供の場合は言葉の発達に関わります。また鼓膜が凹み、中耳の空間が狭くなり、手術が必要になることがあります。それを防ぐために鼓膜チューブの挿入をお勧めし、専門機関へご紹介させていただくことがあります。

 

副鼻腔炎

鼻の中には副鼻腔と呼ばれる空気の部屋がたくさんあります。部屋同士は小さな隙間が空いていて喚起されています。花粉症や風邪などで赤ちゃんやお子さんの鼻は狭く容易にその隙間が詰まってしまいます。そうすると病原菌を排除するできなくなり分泌物や膿が溜まってしまいます。子供は粘液も出やすく、鼻をかむのも上手でないため、すぐに鼻詰まってしまいます。こどもは体の作りから口呼吸が苦手であり、鼻すりししてしまいやすく、中耳炎にもつながります。鼻の奥からの垂れ込みで痰となってのどでごろごろします。しつこい咳につながります。鼻の周りには目や頭があり、その隔たりとなっている骨も柔らかいため、鼻の中で増殖力がつよいときに目など重要な部位への感染にも繋がっており、発熱が出るような副鼻腔炎には抗生剤をはじめとするしっかりとした治療が必要と考えられます。特に子供には鼻の吸引処置で鼻水を吸って、症状を改善し細菌の数をへらすことが良いとされています。

 

アレルギー性鼻炎、花粉症

こどものアレルギー性鼻炎は年々増加しており、低年齢化も指摘されています。大人よりもダニやハウスダストなど通年性(季節的ではない)のアレルギー性鼻炎の割合が多いとされています。アレルギー性鼻炎の症状としてくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみがあります。鼻づまりは滲出性中耳炎の原因になり、睡眠の質などにも影響すると言われています。しかし子供は症状をおとなに伝えるのが苦手で、単なるかぜと見逃されることも多いです。たまき耳鼻咽喉科は風邪かどうか鼻水にいる細胞の成分で判断する検査や、細い針を使って指先から少量の血液だけでできる検査を導入しています。また5歳以上からできる舌下免疫療法も可能です。お子さんの鼻症状について、お気軽にご相談ください。

 

小児科とのかかわり

耳鼻科はみみ・はな・のどにかかわる病気には精通していますが、長期の内服治療が必要な内科的疾患、たとえば喘息や内分泌の病気、心臓や消化管のことや全身の皮膚に現れる疾患については小児科の専門の先生への受診をお勧めします。中耳炎やのどや口の症状として全身の病気もありますので、そのような場合は小児科の先生と連携して診察させていただきます。

 

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