アレルギー性鼻炎|大阪市生野区・東成区・天王寺区で花粉症・アレルギー性鼻炎でお困りの方はたまき耳鼻咽喉科へ

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎を発症している患者さんは年々増加しています。
日常生活に大きな支障をきたす「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」をできるだけ 軽症におさえるため、掃除や換気で原因物質(抗原)の除去に努めましょう。
当院ではアレルギー反応を確かめる検査を充実させている他、鼻炎治療用レーザーを用いた日帰り手術「レーザー治療」にも対応しております。

アレルギー性鼻炎の分類

アレルギー性鼻炎は、原因物質(抗原)によって大きく二つに分かれます。

通年性アレルギー性鼻炎

ハウスダスト
原因物質(抗原)
イヌ・ネコ皮屑や毛
ダニ
家の中のちり(ハウスダスト)

原因物質が一年中存在するので、症状は一年中続きます。

季節性アレルギー性鼻炎(花粉症

花粉
原因物質(抗原)
スギやヒノキの花粉

花粉が飛ぶ時期だけ症状が発生します。
つまり花粉症とは季節限定のアレルギー性鼻炎のことを指します。

アレルギー性鼻炎の患者さんは年々増えています

2008年と1998年の有病率01
「鼻アレルギー診療ガイドライン2013年版」より一部改変

日本全国で見てみると、10年間で通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)は共に患者数が増えています。
増加傾向は今も続いており、花粉症は国民病の一つと言われるようになりました。

2008年と1998年の有病率02
「鼻アレルギー診療ガイドライン2013年版」より一部改変

通年性アレルギー性鼻炎は10代から20代の若年層に多く、スギ花粉症は中年層に多いことがわかります。

さらに近年は発症の低年齢化が進み、子供でも花粉症に掛かる例が多く見られるようになりました。

アレルギー性鼻炎の3大症状

アレルギー性鼻炎になると、主に目と鼻に症状があらわれます。
特に症状があらわれやすい「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」はアレルギー性鼻炎の3大症状と言われています。

くしゃみ

くしゃみ

外から身体の中に入った異物を外に吐き出そうとする防御反応としてくしゃみは起こります。アレルギー性鼻炎になると、連続したくしゃみが起こりやすくなります。

鼻水

鼻水

鼻水は吸い込んだ空気をろ過したり、加湿する働きがあります。アレルギー性鼻炎になると、その作用が過剰に高まり、鼻から垂れてきたりのどに流れたりします。

鼻づまり

鼻づまり

鼻づまり(鼻閉)は鼻粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなることや血流の悪化により生じます。鼻が詰まり口呼吸になると空気をろ過する作用がなくなってしまい、口の乾きも感じるようになります。

鼻を強くかみ過ぎると、圧力によって鼻から耳に病原菌が入りこみ、中耳炎になる恐れもあるので、強くかまないように気をつけましょう。

診断の流れ

  1. 問診
    いつから症状があるか?季節に左右されるか?どんな症状か?他のアレルギーの病気を合併していないか?家族にアレルギーの人はいるか?これまでどんな治療をしたことがあるか?等の質問から治療方法を検討します。
  2. 鼻鏡検査
    鼻鏡で鼻の中の粘膜の腫れや鼻水を確認します。
    副鼻腔炎、鼻ポリープ、鼻中隔湾曲症などの他の病気にかかっていないかも注意して観察します。
  3. 病気がアレルギーによって起きているか証拠をつかむ検査
    鼻水の中の好酸球を確認します。この検査がアレルギー性鼻炎であるかを判断するのに、最も一般的で重要な検査です。その他、血液検査で総IgE、血中好酸球値からアレルギー反応の強さを測定します。
  4. 抗体を見極める検査
    皮膚反応:スクラッチテスト、皮内テスト、ブリックテスト
    皮ふに注射などで抗原を入れ、赤く腫れるなどの反応から抗体をもっているかを診断します
    血中特異性IgE検査
    血液検査でアレルギー反応の原因となる抗原(アレルゲン)に対する抗体を見極めます。
    鼻粘膜誘発テスト
    原因抗原を鼻の粘膜につけ、くしゃみ・鼻水・鼻づまりの反応を確かめます。
  5. 鼻X線検査
    鼻づまりがひどい場合には、レントゲン検査で副鼻腔炎など他の病気に掛かっていないかを確認します。
  6. 病型の診断
    くしゃみ・鼻水型、鼻づまり型、充全(どちらも)型に分類し、治療方法を選択します。
  7. 重症度の診断
    症状の程度によって、軽症、中等症、重症・最重症に分けます。

治療方法~抗原の除去と回避~

症状改善の第一歩は、アレルギー性鼻炎の原因となる抗原の吸入量を日常的に減らすことです。
抗原を除去する努力をするだけで症状は軽くなります。

ハウスダストやダニ対策として気をつけること

掃除
  • 室内の掃除では、掃除機をゆっくり動かし、1畳あたり30秒以上を目安として、週に2回以上掃除する。
  • 布製のソファー、カーペット、畳はできるだけやめる。
  • ベッドのマット、布団、枕にダニを通さないカバーをかける。
  • 布団は週2回以上干す(室内干しや布団乾燥機で布団の湿気を減らすのも可)。
  • 部屋の湿度を50%、室温を20~25℃に保つよう努力する。
  • フローリングなどのホコリの立ちやすい場所は、拭き掃除の後に掃除機をかける。
  • シーツ、布団カバーは週1回以上のペースで洗濯する。

ペット(特に猫)の抗原を避けるために気をつけること

ペット
  • 屋外で飼い、寝室に入れない。
  • ペットとペットの飼育環境を清潔に保つ。
  • 床のカーペットをやめ、フローリングにする。
  • 通気を良くし、掃除をこまめにする。
  • フローリングなどのホコリの立ちやすい場所は、拭き掃除の後に掃除機をかける。

治療方法~薬物療法とレーザー治療~

薬物療法

病院で処方されるアレルギー性鼻炎のお薬と、ドラッグストアなどで購入できる市販薬の種類や効き目は異なります。病院で処方される主なお薬について紹介します。

抗ヒスタミン薬
くしゃみや鼻水に対してよく処方します。人によって少し眠くなる副作用が出ることもありますが、最近のお薬の中には眠気の副作用が少ないお薬もあります。
ロイコトリエン受容体拮抗薬
鼻粘膜の腫れや炎症を改善するお薬で、特に鼻づまりの患者さんに処方します。またくしゃみ・鼻水にも有効な眠気の副作用が少ないお薬なので、くしゃみ・鼻水の患者さんにも処方する場合もあります。
鼻噴霧用ステロイド薬
一般的に効果が強く、くしゃみ・鼻水・鼻づまりのいずれにも有効です。直接鼻粘膜に作用するため、即効性が高く、全身性の副作用や眠気の少ないお薬です。

鼻レーザー治療

鼻づまりが強い場合は、鼻炎治療用レーザーによる手術療法も選択肢の一つです。
手術時間は麻酔を含め約30分程で、日帰りで手術が可能なため、年々希望する患者さんが増えています。レーザー治療については予約をお願いします。

妊婦の治療

妊娠中は、アレルギー性鼻炎の症状が悪くなることがあります。
しかし、胎児に与える影響を考えると、治療は慎重に行わなければなりません。妊娠4ヵ月の半ばまでは、原則として薬物療法を避けて治療を行うようにしています。

温熱療法、入浴、蒸しタオル、マスクによる薬を使わない方法をおすすめしています。

仕事等の都合でどうしてもお薬が必要な場合は、その時間帯のみ鼻噴霧用ステロイド薬などを最少量で用いるようにしましょう。

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